ビッグテックオールスターに集中投資!!iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】編

 
キャシー
今回は話題になっている「iFreeNEXT FANG+インデックス」を取り上げていくよ!
 
ブルーム
話題になってるけどどんな投資信託なのかわからないや
 
キャシー
ビッグテックに特化した投資信託だよ!詳しく見ていこう!

今回は巷で話題になっている「iFreeNEXT FANG+インデックス」を取り上げていきます。

概要

時間がない方向けの概要としては次の通りです。

 

  1. iFreeNEXT FANG+インデックスは NYSE FANG+指数に連動するように設計されている投資信託。
  2. メリットが4点ある。
  3. デメリットもある。
  4. iFreeNEXT FANG+インデックスを使ったポートフォリオ例もあるよ。

 

iFreeNEXT FANG+インデックスって何?

まずはiFreeNEXT FANG+インデックスの特徴を見ていきます。

 

iFreeNEXT FANG+インデックスとは、大和アセットマネジメント社が提供している投資信託の一種です。

iFreeNEXT FANG+インデックスは「NYSE FANG+指数」に連動するように設計されている投資信託で、2018年1月31日に設定されました。

NYSE FANG+指数ってどんな指数?

 
ブルーム
NYSE FANG+指数ってなに?
NYSE FANG+指数とは?

NYSE FANG+指数は、企業大手4社であるフェイスブック(METAに社名変更)、Amazon、Netflix、Google(親会社アルファベット)の頭文字をつないだ「FANG」に、米国テクノロジー企業6社を加えた「FANG+」の10銘柄に等金額投資する株価指数のことを指します。

NYSE FANG+指数では、テクノロジー関連分野や革新的ビジネスモデルを持つ企業を広範にカバーする指数となっています。次世代テクノロジーを持つインターネットやメディア関連企業から選ばれ、選定過程では、「伝統的な技術・サービスを提供する企業」と「革新的な技術を活用している企業」を明確に区別することに重点を置いています。

 
キャシー
ビッグテックを中心に構成されているETFってことだね!!

 

iFreeNEXT FANG+インデックスの主要構成銘柄上位10銘柄

iFreeNEXT FANG+インデックスの構成銘柄上位10銘柄は以下のとおりです。
世界をリードするビッグテックで占められていることがわかります。

 

ティッカー 会社名 構成比率
NVDA NVIDIA(エヌビディア) 11.10 %
META META(メタ) 10.00 %
NFLX Netflix(ネットフリックス) 9.80 %
ICE NYSE FANG+ INDEX FUTURE MAR 24 9.70 %
GOOGL ALPHABET INC-CL A
(アルファベットクラスA)
9.60 %
AVGO Broadcom(ブロードコム) 9.30 %
MSFT Microsoft(マイクロソフト) 9.20 %
AMZN Amazon(アマゾン) 9.00 %
SNOW Snowflake 8.80 %
AAPL Apple(アップル) 8.00 %

※2024年1月31日時点の情報。

日本経済新聞社社HP参照。

iFreeNEXT FANG+インデックスのチャートで見るパフォーマンスは?

 

iFreeNEXT FANG+インデックス(2018年1月31日)のチャートを見てみましょう。

ビッグテックの堅調な業績を反映し、成長が見て取れますが構成銘柄が少なく、特定の銘柄のパフォーマンスの影響を受けやすいことから、ホールドにはビッグテックを信仰する強い心と投資ルールが必要になるでしょう。

 

SP500とNASDAQ、iFreeNEXT FANG+インデックスを比較すると直近3年ではコロナから明けビッグテックが軒並み絶好調だったことから、大きくアウトパフォームしています。

 

 ※Yahooファイナンスから引用。

iFreeNEXT FANG+インデックスのメリット

iFreeNEXT FANG+インデックスに投資するメリットは以下4点です。後ほどデメリットも記載しますが、そのデメリットを考慮しても余りあるメリットがありますので、

「アメリカのビッグテック及び技術革新を信じている人」、「リスクを取って成長性のみを追い求めたい人」、「あれこれ考えずアメリカのビッグテックのみに投資したい人」には一考の余地があると思います。

 

  1. 値動きが大きいため大きい値上がりが期待できる
  2. 米ビッグテックは今後も成長が期待できる
  3. あれこれ考えず当投資信託のみでビッグテック10社に投資できる
  4. 新NISAで積立投資ができる

 

 

1.値動きが大きいため大きい値上がりが期待できる

 

構成する半導体関連企業は景気の影響を大きく受け、成長するときは大きく成長します。特に最近の例で言うと半導体銘柄であるNVIDIAの成長が著しく、iFreeNEXT FANG+インデックスをけん引しています。

 

 

2.米ビッグテックは今後も成長が期待できる

 

米ビッグテックは無配のところが多く、配当に回す分を技術投資へ回しています。それを基に新技術を開発し、飛躍を続けるため、今後も成長することが期待できます。

 

3.あれこれ考えず当投資信託のみでビッグテック10社に投資でき

 

当投資信託を持てば、ビッグテック10社に投資できてしまうことから、あれこれ考えたくない方にとっては非常に手軽な投資信託と言えます。

 

4.新NISAで積立投資ができる

 

iFreeNEXT FANG+インデックスは投資信託であり毎日の積立投資も可能となります。また新NISAにも採用されていることから、長期的な資産形成を目指すことができます。

iFreeNEXT FANG+インデックスのデメリット

次にデメリットを見ていきます。デメリットは次の3点です。

 

  1. 値動きが激しく、下落するときは大きく下げてしまう
  2. 信託報酬が割高
  3. 分散が効かない

 

1.値動きが激しく、下落するときは大きく下げてしまう

 

メリットの裏返しになってしまうのですが、景気の影響を受けるビッグテックは不況時に大きく値を落としてしまいます。それゆえ、ビッグテックで構成される当投資信託は不況時には大きく値を下げてしまうことが予想されます。

 

 

2.信託報酬が割高

 

iFreeNEXT FANG+インデックスの信託報酬率は、年0.7755%です。VOOやVTI等と比較するとやはり信託報酬が高いと言わざるを得ません。

 

3.分散が効かない

 

ビッグテックのみで構成されることから当然ながら分散が効いているとは言えません。

 

 

以上が、iFreeNEXT FANG+インデックスのデメリットとなります。

まとめ

  1. iFreeNEXT FANG+インデックスは「NYSE FANG+指数」に連動するように設計されているETF。
  2. iFreeNEXT FANG+インデックスには他の銘柄に負けないメリットがある。
  3. デメリットもある

 

iFreeNEXT FANG+インデックスを使ったポートフォリオ例

最後に、iFreeNEXT FANG+インデックスを使った投資の一例を紹介していきます。

 

基本のiFreeNEXT FANG+インデックス100%ポートフォリオ

特徴:iFreeNEXT FANG+インデックスのみで構成される基本的なポートフォリオ。

構成ETF 比率(%)
iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】 100

 

FANG+リーダーシップポートフォリオ

特徴:FANG+指数に加えて、テクノロジーとイノベーションセクターにも重点を置き、成長性を追求する。

構成ETF 比率(%)
iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】 50
QQQ(Invesco QQQ Trust Series 1) 25
ARKK(ARK Innovation ETF) 25

 

テクノロジー重視アグレッシブポートフォリオ

特徴:積極的にリスクを取り、テクノロジー主体のポートフォリオでパフォーマンスを追及する。

構成ETF 比率(%)
iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】 35
TECL(Direxion Daily Technology Bull 3X Shares ETF) 35
SOXL(Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares) 30

 

 

成長株とディフェンシブポートフォリオ

特徴:FANG+指数と成長株のポテンシャルを活かしつつ、高配当株と長期国債を組み合わせ、ポートフォリオのリスクを抑える。

構成ETF 比率(%)
iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】 45
VIG(Vanguard Dividend Appreciation Index Fund ETF) 30
TLT(iShares 20+ Year Treasury Bond ETF) 25

 

テクノロジーセクター分散ディフェンシブポートフォリオ

特徴:半導体業界への投資として2243を中心に据えつつ、株式市場全体と公益事業株といった安定的なセクターETFを組み合わせ、ポートフォリオのリスクを軽減する。

構成ETF 構成比率(%)
iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】 45
VHT(Vanguard Health Care Index Fund ETF) 25
VDC(Vanguard Consumer Staples Index Fund ETF) 15
VPU(Vanguard Utilities Index Fund ETF) 15

 

 

 

人により取れるリスクは異なりますので、どの投資戦略が良いかは一概に言えません。

上記ポートフォリオ案が参考になれば幸甚です。

 

以上がiFreeNEXT FANG+インデックスの紹介となります。次回もお付き合いいただけますと幸いです。