指値注文って何?

指値注文って何

 
キャシー
指値注文とは価格を指定して注文する方法だよ
 
ブルーム
自分の狙った価格で欲しい株を買ったり、売ったりすることができるね

指値注文とは、株を買うまたは売る際に、あらかじめ希望する価格(指定した価格)を設定して注文することです。

 

例えば、お気に入りのお菓子があって、それが1つ100円だとします。でも、もしもそのお菓子がもっと安くなったら(例えば80円になったら)欲しいと思うでしょう。そこで、お店に「80円で買いたい!」と伝えて、80円になった時点で自動的に買ってもらうようにお願いするのが指値注文です。

 

同じように、株式投資でも、ある銘柄(企業の株)が現在の価格よりも下がった場合に買いたい場合、あらかじめその価格を指定して注文します。

 

逆に、株を持っていて、将来的に利益を確定したい場合、あらかじめ売りたい価格を指定して注文します。

 

指値注文は、希望する価格で取引を行うため、市場の変動に左右されずに細かい戦略を実行する際に役立ちます。

メリット

指値注文のメリットは以下のとおりです。私はお得に買いたいので、成行注文よりも指値注文を多用します。少しでも安く、狙った価格で買いたい人におススメです。

 

  • 希望の価格で取引可能: 指値注文を使うと、自分が希望する価格で株を買ったり売ったりできます。
  • 感情に左右されない: 指値注文はあらかじめ設定した価格で取引するため、市場の急激な変動に感情的にならずに済みます。
  • 細かい戦略が可能: ある価格で買いたい、または売りたい場合、指値注文を使って具体的な戦略を立てることができます。
  • 時間の有効活用: 指値注文を使うと、株価が希望の価格に達した瞬間に自動的に取引が行われるので、常に市場を見守っている必要がありません。
  • 賢いお金の使い方: 指値注文を利用することで、賢くお金を使うことができます。例えば、お店でおもちゃが安くなるのを待ってから買うように、株も自分が納得する価格で取引することができます。

デメリット

デメリットは以下のとおりです。

 

  • 取引が成立しないことがある: 指値注文は特定の価格でないと取引が成立しないことがあります。
  • 急激な市場変動に対応しづらい: 市場が急激に変動する場合、指値注文は設定した価格に達しないと取引が行われません。急な動きに対応するのは難しいかもしれません。
  • 機会損失の可能性: 急な上昇や下落があった場合、指値注文の価格に届かずに取引が成立しないことがあり、良い取引の機会を逃してしまうことがあります。
  • 市場の変動に合わせないといけない: 指値注文ではあらかじめ価格を指定するため、市場が予測とは逆の動きをすると取引が難しくなります。予測が外れた時には調整が必要です。

逆指値とは

逆指値注文とは、株を買う際にはある価格以上になったら、売る際にはある価格以下になったら、自動的に取引をする注文のことです。


例えば、お気に入りのおもちゃがあり、それが100円だとします。もしもそのおもちゃがもっと高くなったら(例えば120円になったら)もう売りたくなるかもしれません。そこで、お店に「120円以上になったら自動的に売ってね」と伝えるのが逆指値注文です。


同じように、株式投資でも、ある銘柄が現在よりも高くなったら売りたい場合、またはある価格以下になったら買いたい場合、あらかじめその価格を指定して注文します。逆指値注文を使うことで、自動的に取引が行われ、市場の変動に対応できるようになります。

逆指値注文のメリット

この逆指値注文は主に損切りや利益を確定させるための売りを行うための保険として使われることが多いです。


損切りライン(この価格よりも下がったら売ってしまおうと思えるライン)で予め逆指値注文を入れておけば、株価を見れないときでも、急落した場合には自動的に損切りが行えます。


また、逆指値注文はあらかじめ決めた価格で取引を行うため、市場の変動に感情的にならずにすみます。価格が決まったら、それに従って取引が進むので、冷静に投資ができるようになります。

逆指値注文のデメリット

逆指値のデメリットですが、指値注文の一種のため、注文を入れた価格まで動かないと約定しない点です。自分の予想よりも価格が動かなかった時は、もちろん約定できません。


もう一つのデメリットとして急激な市場変動に対応しづらい点があります。市場が急激に変動する場合、逆指値注文は設定した価格に達しないと取引が行われません。急な変動に対応するのは難しいかもしれません。

 

初心者はまず指値注文で注文しよう!

成行注文は想定しない価格で約定してしまうことがあります。そうなるとショックやインパクトがありますので、取引に慣れるまでは狙った価格で買えるように指値注文を入れて株を売買しましょう。

 

自分のストライクゾーンに入った絶好球を見逃さず、フルスイングできるようになりましょう!

約定したら逆指値注文を入れて保険を打とう!

専業の方を除いて、ほとんどの方が片手間に株をやっていると思います。そうなると株価が動く材料が出た時にすぐに売買できるわけではないので、「この価格になったら買う・売る」というラインをあらかじめ決めておき、逆指値注文を入れておくことで突発的な事象に備えることができます。

 

指値や成行注文で約定したら、自分を守るための保険といて逆指値注文を入れておきましょう。

まとめ

  • 指値注文とは、株を買うまたは売る際に、あらかじめ希望する価格(指定した価格)を設定して注文すること
  • 指値注文をすることで自分の買いたい価格で感情に左右されずに取引をすることができる
  • 指値注文は特定の価格でないと取引が成立しないことがある。また急激な価格変動があると約定しない
  • 逆指値注文は保険のために使われることが多い
  • 逆指値注文も急激な価格変動があると約定しないことがある
  • 初心者は指値注文で注文し、約定したら保険として逆指値注文をいれておこう

 

さて、以上が指値注文の照会となります。次回もお付き合いいただけますと幸いです。