あなたはなぜ投資をするの?
管理人が投資する理由
私は①証券口座の金額の数値の上げ下げを見るのが楽しいのと、②ライフイベントにおける様々なリスクやインパクトを減らすために投資をしています。
①について、ほぼゲームのような感覚で数値の上げ下げを楽しんでいます。自分の狙い通りに株やETFを買い、その通りに利益が出れば嬉しいですし、予想に反して損失が出るとしょんぼりします。自分のお金を使って、自分で考えて、利益を出し、数字という結果になって帰ってくる感覚は株以外では起業くらいでしか味わえないと思います。
②について、人生およそ80年、生きている間に何が起こるかかわかりません。両親の不幸、急に病気になる、異動や転職に伴い上司や同僚ガチャの外れ、働いている会社の倒産等、様々な予測できないイベントやリスクを抱えています。もし、このような予測し得ないリスクに遭遇した際に備え、少しでも影響(インパクト)を減らすために投資を行っています。もちろん、投資だけでなく、月々貯金もしていますが、貯めるだけではなく、少しずつでも投資で「増やし」将来に備えることが重要と考えています。
投資する理由は人それぞれ
皆様はどのような理由で投資をしているでしょうか。答えはありませんので、ご自身の置かれている状況や背景、思考傾向を振り返り、理由を見つけていきましょう。
一般的には以下の理由が挙げられます。皆様が投資をする理由を考える時に参考になれば幸いです。
- 資産の増加:投資を通じて資産を増やす。例えば、株式や不動産への投資は、時間の経過とともに価値が上昇する可能性がある。配当、利子、資産の売却益などが投資から得られる収益の形態であり、これにより資産を増やすことができる
- インフレ対策:投資は、通貨の価値が減少するインフレーションに対抗する手段となる。インフレ率よりも高いリターンを得ることで、資産の実質的な価値を維持できる。
- 資産の分散:投資によって異なる資産クラス(株・不動産・地金等)に分散することで、リスクを分散し、ポートフォリオ全体の安定性を向上させることができる。異なる市場や産業への分散が失敗リスクを軽減する。
- 将来の目標達成:投資は、将来の目標やライフプランのために資金を積み立て、増やす手段となる。例えば、教育資金やリタイアメント資金、起業の準備に利用できる。
老後資金
老後2,000万円問題はご存知でしょうか。
金融庁の報告書では、「老後30年間で約2,000万円が不足する」と受け取れる試算が示されています。この老後2,000万円問題に対応するためには、貯金だけでなく、若いうちから積立投資を行い、手元のお金や経験値を増やしていくことが非常に大切になります。
老年期に差し掛かってから知識や経験も無いまま投資を始めると、高リスクの投資商品を掴んでしまったり、あからさまな詐欺に引っかかる可能性があり、その損失を取り戻すためにはさらに高リスクな投資をすることになってしまい、資産状況の回復が非常に困難になります。そのため、若い内から低リスクな商品を購入し、投資の経験値を積むことが非常に重要となります。
※参照資料:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
投資は余裕資金で無理なく
「投資は余裕資金で」投資の鉄則としてしばしば本やサイトで紹介されています。
余裕資金の考え方も人それぞれですが、私は2年分の生活費を生活防衛資金として確保し、それ以外の余剰資金で投資を行っています。人によっては、生活防衛資金が1年分だったり、半年分だったりするのですが、環境や家族構成、ライフスタイル等ご自身の状況や考え方に応じて「何が起きるかわからない。どんなことも起こり得る。」という想定のもと、厳しめに生活防衛資金を設定しておくのが良いと思います。その上で、余ったお金を使い、さらにお金を増やすために、無理なく投資を行うことが重要です。投資する前に、投資の基礎をしっかりと勉強し、実践に臨みましょう。
余裕資金で投資を行うことのメリットは以下のとおりとなります。これらのメリットをふまえ、余裕を持って投資をスタートしましょう。
- リスク管理ができる:投資には市場の変動やリスクが付きもの。余裕資金を使用することで、突発的な支出や緊急の資金ニーズに対処でき、投資ポートフォリオを安定させることができる。無理なく余裕資金で投資することで、急な資金ニーズに対応でき、投資を長期的に続けることが可能になる。
- 感情的にならない:投資市場は時折不確かな状況に直面する。無理な投資は感情に左右されやすく、冷静な判断が難しくなります。余裕資金を使って投資を行うと、市場の変動に対して冷静な態度を保ちやすくなります。感情的な判断を避けることが投資成功の重要な要素とされています。
- 長期的な視点が確保できる:余裕資金を使うことで、短期の市場変動や一時的な損失に対して柔軟に対応できる。無理なく投資を行うことで、長期的な視点を保持しやすくなり、短期の価格変動に左右されずに投資戦略を継続できる。
まとめ
上記をまとめると以下のとおりとなります。
- 投資する理由や目標が明確になると具体的な行動に移れる
- 自分の背景をふまえて投資する理由を見つける
- 老後を見据え、今からコツコツと投資をしよう
- 投資は余裕資金を使って、無理なくしよう
以上がまとめとなります。次回もお付き合いいただけますと幸いです。